コーヒーには健康効果があることがわかりましたが
いつ飲むのが良い?
1日何杯まで飲んでいいの?
など多くの質問が寄せられました。
そこで今回は健康効果に関するQ&Aです。
Q1.コーヒーの種類によって健康成分は変わる?
A1.熱を加えると増える成分、減る成分がある。
結論から言うと、コーヒー豆は焙煎度合いにより健康成分が異なります。
焙煎した豆に含まれる健康成分には、カフェイン、クロロゲン酸、ニコチン酸、
NMP(N-メチルピリジニウムイオン)があります。
この中でカフェイン以外は加熱により成分が変化します。
クロロゲン酸は熱に弱いため、浅煎りの豆に多く含まれます。
一方、ニコチン酸とNMPは熱を加えるほど増えるため、
深煎りの豆ほど多く含まれています。
さらに深煎り豆は、コーヒー独特の香り成分と色成分が加わります。
香り成分はニコチン酸と同様、高脂血症の治療薬の成分にもなっており、
色成分は、腸の善玉菌の働きを良くするという説もあるようです。
Q2.1日何杯まで飲むのが健康的?
A2.1日2〜3杯が安心。4杯以上は避けたほうが無難。
コーヒーは健康効果が実証されているものの、
「毎日4杯以上コーヒーを飲む35歳未満の人の死亡率は、
そうでない人より高い」という研究結果もあります。
そのため健康のためには2〜3杯が安心といえるでしょう。
Q3.いつ飲むのが健康に良い?
A3.ダイエット目的なら食前。認知症予防には習慣的に。
コーヒー豆に含まれるクロロゲン酸が糖分の吸収を遅らせ、
食後の血糖値上昇を防ぐ作用があるためダイエット目的なら食前がおすすめ。
また、食前に飲むことで食欲を抑制するホルモンを刺激し、
食べ過ぎ防止にもつながります。
アルツハイマー型認知症予防にはコーヒーを習慣的に飲むのが効果的。
コーヒー豆に含まれるカフェインは運動機能を高める効果がある上、
単純計算能力を高めるという研究結果もあります。
そのため習慣的にコーヒーを飲むことで、カフェインの血中濃度を
保つことにより予防につながると言われています。
また、運動する30分前にコーヒーを1杯飲み、ジョギングなどの
軽い運動をしながら頭の中で簡単な計算をすれば、筋肉と脳の両面から、
認知機能の活性化が狙えると言えます。
まとめ
今回は特に聞かれることの多い健康に関する3つの疑問を取り上げました。
飲み過ぎには注意ですが、1日に2〜3杯を目安に毎日飲む習慣があると
より健康効果が期待できるでしょう。
ただし、体調が悪いときや飲みたくないときに飲むのはかえって逆効果になることも。
飲みたい時に飲むのが一番ですね^ ^

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