毎朝のコーヒーは
家中をいい匂いで包んでくれます。
たとえ飲む人が自分しかいなくても
一杯一杯心を込めて入れると
やはり飲む人に伝わる様です。
我が家では円錐ドリッパーを用いて
ペーパードリップで入れることが多いです。
入れた後はこのような穴ができます。

中川ワニ・京子さん著書の
これを珈琲の道と呼んでいます。
指を入れると奥まで穴ができているコーヒーは
周りのドームもぷっくりふくらんでいて
とても美味しそうです。
著書では
十分膨らんでお湯がきれいに落ちると、
豆が持っているいろんなうまみが、珈琲の液体に表れる。
珈琲の粉に触れたお湯は左右に広がり、粉に染みながら真ん中に戻り、
味をまとめていく感じ。
自分なりにふくよかで味の重なりの大きい珈琲を作ろうと
思っていたら自然と通り道ができた。
これが「珈琲の道」。
おいしさが通った道。
とあります。
最初は、入れた後の形など関係ないのでは?
と感じていた私ですが、
この著書を読み
コーヒーを入れているうちに
この珈琲の道ができた時は
お湯がぷくぷくと味を抽出しているイメージが沸き
とても美味しく感じるようになりました。
それでもこうして意識して入れていても
必ずしもこの珈琲の道は出現しません。
入れる時の粉の量に対して
蒸らし方、入れるスピードによっても
形は変わってきます。
珈琲を入れて何年も経ちますが
最近やっと珈琲の道が安定してできるようになってきました。
そのような淹れ方が各々の好みの珈琲には
ならないかもしれませんが
こうして珈琲の道ができた時は
より美味しく感じます。
著書ではおいしい珈琲の淹れ方を
わかりやすく説明してくれています。
ドリップコーヒーだけでなく
アイスコーヒーの淹れ方や
珈琲に合うお菓子を紹介しています。
珈琲好きな方にはぜひ読んでいただきたい一冊です。
中川ワニさんの珈琲を扱う
いつか行ってみたいと思っています。
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