師匠の家でおもてなしいただきながら麦を製粉してもらいました。

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師匠の家へ

昨年仕事の関係でお会いしたWさん。

Wさんは元々北海道出身、東京でサラリーマンを

されていたそうですが、ご結婚され長野へ。

長野に移り住んでから農業を始めたそうですが

お米や野菜だけでなく麦やそば、みりんや梅酒、

薪の調達からコーヒー栽培、養蜂まで

一から手がけてきた方です。

そんな暮らしぶりを聞いて感銘を受け

勝手に師匠とお呼びしています。

その師匠に教わった小麦栽培。

種まきから草取り、麦刈りから脱穀までを

ご近所のご協力もあり(農機具をお借りしました)

なんとか終え、そしてこの日状況報告と製粉の依頼で

師匠の家へ招待していただきました。

製粉もネットで調べると、石臼を使っていたり

安価な製粉機を使っていたり、はたまたコーヒーミルを代用する人まで。

製粉機はさすがにご近所でもいなかったので

すぐにネットで買わずに師匠に教わってからにすることとしました。

新蕎麦

1年ぶりに師匠の家へ。

薪が大量に積み上げられており、これが目印になります。

昨年よりも少しお太りになったという師匠ですが

私からすれば細身であり相変わらずなダンディです。

体の不調もなく今年も農業をされてきたと言います。

早速席へ座ると、今年の新蕎麦をご用意いただきました。

もちろんこれも全て手作り。

10割そばは水加減が難しいと聞きますが

10年以上作っている師匠はもはやプロです。

出てきたそばは見た目から違います。

艶があり麺一本一本が輝いて見えます。

テーブル前には薪ストーブが煌々と燃えており

お蕎麦屋さんに来た感覚に陥ります。

その味わいは格別。

一口で笑顔が溢れ感動する美味しさです。

もはや昨日まで食べていた蕎麦は別格。

食パン

今年の様子を聞きながら話が弾みます。

蕎麦湯までいただいて十分にそばを満喫できた後は

自家製食パンの登場です。

やばいです、この出来栄え。

この日のために朝から焼いてくださったという食パン。

とてもいい匂いがします。

味はもちろん激うま。

外はカリカリ、中はもちもちで

何もつけなくてぱくぱく食べれます。

そんな食パンにと出してくれた蜂蜜。

これも師匠が作ったもの。

市販の蜂蜜よりも風味がとても良くて

甘さが格別です。

感動の美味しさを味わったあとは

いよいよ持参した麦を製粉してもらいます〜。

製粉

製粉の前に脱穀まで終えた麦たちをみてもらいます。

大分収穫時期が遅かったので

残念と言われるかと思いきや

とても良い麦になっている!!と

感動してくれました(その言葉に感動です)。

製粉機がある部屋へ。

思ったより大きい機械で存在感があります。

まずはいきなり製粉ではなく

ゴミを取り除く作業。

こちらはお米の精米機ならぬ麦の精麦機で

綺麗にしてもらいます。

下から落ちてくるゴミたちはとても細かくて

ほこりのようなものですが

結構な量だったので大事な作業だと痛感。

さていよいよ精米機へ。

機械の上部から麦を入れ

コーヒーでいうミルのように細かくしたら

下に流れてきます。

その流れてきたものをふるいの機械にかけて

下に小麦が溜まっていくという仕組み。

全部で三箇所に分かれます。

荒めのもの、まだちょっと荒めのもの、小麦。

荒めのもの、またちょっと荒めのものを

集めて機械の上部へ入れるのを繰り返します。

これを約1時間繰り返すのでやや一苦労ですが

下に小麦がどんどん溜まっていくのがとても楽しい。

なんといっても自分の作った麦が

ここまで綺麗に出てくることに感動。

そのため一時間でも全然苦じゃなく

楽しみながらできました。

今回精米した麦は小さめのザル一杯程度ですが

できた小麦は大きいジップロック二袋になりました!

重さは大体1kgほど。

まだまだ麦は残っていますが

これを全て製粉するには1日以上かかってしまうので

またお願いすることとしました。

ということで師匠の家で新蕎麦、パンなどを

おもてなしいただきながら製粉を終えました。

それにしても師匠、格好いいです。

今まで興味すらなかった農業ですが

私も今からハマりそうです。

今年ももう麦を撒く時期(去年は遅かったですが)。

迷いもなく今年も小麦を作ります^ ^

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